診療科・部門

皮膚科

メッセージ

人体最大の臓器は肝臓である、とよく言われますが、成人で約1.6m2の体表面積、体重の約16%を占める皮膚は、同じく最大の臓器と表現されることがあります。体表面を覆う皮膚は常に外界に曝されており、微生物や異物に対する防御機構として働くため、外的な接触や刺激により皮膚の変化を呈します。また古来より皮膚は「全身(内臓)を映す鏡」と言われ、発疹を契機に全身疾患が見つかることもあります。こういった外的・内的病態を反映してあらわれた発疹を、じっくりみて、考え、診断・治療するのが、皮膚科医の役割です。
皮膚疾患は多岐にわたります。腫瘍、感染症、膠原病、アレルギーなど多種多様です。腫瘍一つとっても、ほくろや良性のシミから始まり皮膚癌まで様々です。また皮膚のみならず、毛髪、爪、脂肪などの軟部組織、粘膜なども皮膚科の領域です。
皮膚と対話しながら、日々勉強する毎日ではございますが、皆様を悩ませる発疹を改善できるよう、精一杯努力してまいります。お悩みの発疹があれば、些細なことでもぜひご相談ください。

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医師紹介

氏名
翠川 央高
所属学会
日本皮膚科学会/日本皮膚免疫アレルギー学会/日本皮膚悪性腫瘍学会
得意分野

どのような症状を主に診ていますか?

  • ①皮膚炎、湿疹:アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎(かぶれ)など
  • ②蕁麻疹:蕁麻疹、血管性浮腫
  • ③アレルギー:薬疹、食物アレルギー、金属アレルギーなど
  • ④感染症:細菌感染症(丹毒、蜂窩織炎、膿瘍など)
  •      ウイルス感染症(帯状疱疹、口唇ヘルペスなど)
  •      真菌感染症(足白癬など)
  •      抗酸菌感染症
  • ⑤皮膚腫瘍(良性・悪性):基底細胞癌、有棘細胞癌など
  • ⑥創傷:外傷、熱傷(やけど)、褥瘡(床ずれ)、下腿潰瘍など
  • ⑦ほくろ、シミ:母斑細胞母斑、脂漏性角化症など
  • ⑧にきび:尋常性ざ瘡
  • ⑨炎症性角化症:乾癬、掌蹠膿疱症など
  • ⑩水疱症:類天疱瘡など
  • ⑪紅斑症:多形紅斑、結節性紅斑など
  • ⑫膠原病(皮疹を伴うもの):全身性強皮症、皮膚筋炎など
  • ⑬血管・リンパ管疾患:血管炎、末梢動脈疾患など
  • ⑭附属器疾患(毛、爪、汗腺など):脱毛症、爪変形、多汗症など
  • ⑮虫刺症、寄生虫:蜂刺症、マダニ刺咬症、疥癬など